市外局番0770

                             

     作詞/山田博士

                             

     一.  うまい魚と人情 ほかには何もない

         そんな故郷(ふるさと)が 私は大好き

         日本海のちょいと向こう側は ユーラシア大陸

         異国のにおいただよう 小浜(おばま)は港町

         母の声がむしょうに聴きたくて 思わず受話器を握りしめたよ

         故郷(ふるさと)を呼ぶCALL NUMBERは 市外局番0770

 

     二.  古いお寺があふれて ほかには何もない

         そんな故郷が 私は大好き

         古墳や五重の塔が 見え隠れをしながら

         気どらずにたたずむ 小浜は忍ぶ町

         友の声がむしょうに聴きたくて 思わず受話器を握りしめたよ

         故郷を呼ぶCALL NUMBERは 市外局番0770

 

     三.  思い出だけがある ほかには何もない

         そんな故郷が 私は大好き

         苔むす城跡(しろあと)に もたれて夢を見た

         若きあの頃よ 小浜は城下町

         いまの自分がむしょうに気になって 思わず受話器を握りしめたよ

         故郷を呼ぶCALL NUMBERは 市外局番0770

 

         母の声がむしょうに聴きたくて 思わず受話器を握りしめたよ

         故郷を呼ぶCALL NUMBERは 市外局番0770

 

ひとこと

どなたでも、ふといまの自分の生きかたがむしょうに気になるときがあると思います。そんなとき、人生の始発駅である故郷を思い出すと、また新たなエネルギーが盛り上がってくるものです。私がいつでも町角からダイアルするのは、故郷の市外局番0770。皆さんもそうじゃありませんか。