はるか昔の人たちは 

                             

作詞/山田博士

                             

       一  ポチよお前が 人間ならば 

          そんなに他人(ひと)を 愛せるだろうか

          ちぎれるほどに しっぽをゆらし

          からだいっぱい 愛してくれる

             はるか昔の 人たちは

             お前のように いつでも

             うれしいときには 輝き

             いまのいまを 生きていた

          だけどいつしか 人は変わった

          いつも幸せに 飢えている

 

       二  ポチよお前は どんなときでも

          小さないのち 見つけるんだね

          真っ赤な虫と 話をしたり

          黄色い花に くちづけをする

             はるか昔の 人たちは

             お前のような 瞳で

             ときめく気持ちに あふれて

             風や雲を 眺めてた

          だけどいまでは 人は変わった

          いつも自分だけ みつめてる

          

             はるか昔の 人たちは

             お前のように いつでも

             うれしいときには 輝き

             いまのいまを 生きていた

          だけどいつしか 人は変わった

          いつも幸せに 飢えている

 

          だけどいつしか 人は変わった

          いつも幸せに 飢えている

 

ひとこと

犬の大好きな私にとって、彼らに教わることは山ほどあります。自然に対して素直だということ。うれしいときには体全体で喜び、怖いときにはそれこそシッポの先まで震えています。人間も大昔はそうでした。少しは私たちも謙虚になりたいですね。