息子よ!

                             

作詞/山田博士

 

     一  男に生まれて 生きてるだけじゃ

        男じゃないんだ いいかお前

        母さん泣かせる ぐらいのことも

        本気で一度は やってみろ

        息子よだけど お前をいつも

        ああ 背中で見ている 俺がいる

 

     二  母に言えても 親父にゃ言えぬ

        身のうち話すにゃ 恥ずかしいと

        お前はいつでも 照れくさそうに

        冗談ばかりで 逃げていた

        お前といつか 屋台のすみで

        ああ 人生などを つまみたい 

          

     三  不思議なものだよ 親父と息子

        ライバル同士の 似た者同士

        母さん一人を 二人ではさみ

        互いにはりあう おもしろさ

        他人のようで 親子のようで

        ああ 息子よはるか 飛んでゆけ

         

 

ひとこと

小中学生の“事件”が世を騒がせています。でもいつも私思うのですが、そこに「父」の姿がどこにも見えないということ。教師が悪い、学校が悪い、親が悪い、というとき、そこには父が欠如しています。息子と父の関係を唄ってみました。