「
あの子を3日だけ 返して
」
−−薬害エイズで召されてしまったわが子へ−−
作詞/山田博士
作曲/宇都宮翔
一. たった一つ私に 許されるなら
あの子を3日だけ 返して
何万光年果てに 召されてしまった
あの子をどうぞ 返して
好きだったカレーライスたっぷりと お皿に盛りつけ
玄関にちっちゃなスリッパ用意して 帰りを待ちましょう
二. ドアをあけて飛び込む ただいまの声
たったのそれだけが うれしい
あの子を両手で強く 何度も何度も
抱きしめるのも かなしい
どうしてた寒くないか風邪なんか ひいてはいないか
寂しくはなかったか母さんを 思って泣いたか
三. 3日3晩が過ぎて 約束どおり
あの子の戻ってく 日がきた
だけども一人の旅じゃ 心細かろう
私もそばに ついてく
この世にはもちろんまだしたいこと 山ほどあるけど
罪もないあの子だけを送ること 私にできない
秋の日にこんなこと思っても すべてはまぼろし
あの子には写真でしかさわれない すべてはまぼろし
まぼろし・・・・・・
ひとこと
現在、5日に一人が薬害エイズで天に昇っています。なんという国でしょう。なんという企業社会でしょう。日本の厚生行政の正体がみえたのです。
この歌の坊やも天国に旅立ちました。