脱コンビニ食! 山田博士著 近年、献血ルームに行く若者たちの血液に、異常数値が多く見られるようになったという。20歳代からすでに肥満や高血圧、脂肪肝が見られ、男女ともに高脂血症も増加。こうした現状は、孤食・欠食に加え、コンビニ食といった「食」意識の低下が原因だと本書は説く。色鮮やかで種類も豊富に見えるコンビニの弁当だが、コスト削減のため、ホウレンソウは農薬まみれの中国産“毒菜”、着色物質「黄色4号」は少量でもアレルギーを引き起こすもの。「便利だから」「時間がないから」とついつい頼ってしまうコンビニ食に潜む危険に警鐘を鳴らす。 (平凡社新書・700円) |