第14回 「脱コンビニ食大賞」発表
(2008年1月期)

 

宇宙といのち

(O.C、愛知県岡崎市、女性、38歳、珈琲豆屋さん)
イニシャルの場合は、姓名の順です。

 

 私は14歳の時、当時で10万人に1人と言われるような難病にかかりました。一緒に入院していた人達は、次々と亡くなっていく中で恐ろしさと同時に、いろいろな事を思い巡らせました。

 それまでの生活、家族、友達、学校、もうそれはそれはありとあらゆる事を考えそして今まで自分がいかにわがままで、不出来な人間だったかという事を反省しました。いろんな事を考えていく中で、私は大切な、とても重要な事に気が付いたのです。

 私の「いのち」は自分で生きているんじゃない、「生かされているんだ」という事です。その事に気が付いてから、「いのち」をとても深く考えるようになりました。毎日頂く食事。これは紛れも無く、「いのち」を頂いています。たとえ水一滴、葉っぱ一枚でも。「いただきます。」(合掌)は感謝なんですよね。

 そして、1人では生きられないという事。私がこうして毎日を暮らせるのは、まずは両親が産んでくれた事。そしてそのまた両親・・・御先祖様。食べ物を作って下さる方々。着るもの、使うものすべて自分ではできません。

 その食べ物を育ててくれるのは、もちろん農家の方ですがもっと深く考えると、地球なんです。そしてその地球が存在しているのは宇宙。

 私は「いのち」は宇宙そのものだと考えています。だから「いのち」を大切にするという事は、宇宙全体を大切にする事。

 今、宇宙開発などと言って、宇宙をごみだらけにしている現実。本当に必要な事なのでしょうか。ゴミだらけの宇宙なんて悲しくて仕方がありません。自分の周りにゴミが無ければそれでいいのでしょうか?

 宇宙から生まれたあらゆるものに「いのち」があると私は考えます。そしてすべて必要だからこの世に生まれてきたんだと…。人間だけではなく、動物たちや昆虫たち、木や花もすべてです。

 そのすべての大切な「いのち」が今、大変な危機を迎えています。人間の勝手な行動によって…。

 もう一度、この宇宙の地球の自然の素晴らしさに気が付いて大切に守って行かなくてはなりません。人間のためだけではなく、すべての「いのち」のために。

 

●「脱コンビニ食大賞」バックナンバー

 第14回(2008年1月期) 

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