第8回 「脱コンビニ食大賞」発表
(1999年6月期)

 

一命を取り留めた私の「大腸ガン」体験

(M.K[匿名にしました]、東京都千代田区、女性、30代)
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 1998年は、私にとって忘れられない1年でした。なぜなら、私のいのちが与えられたものであると悟った1年、だったからです。

 この年の初めから、なんとなく体の調子が悪くなり、健康食品などでごまかして体を酷使していたんです。白髪やしみ、しわが増え、死を連想することが多くなりました。夏に入ると、とうとう体が動かなくなり、横になっていることが多くなりました。そして大腸ガン宣告と、人工肛門が必要だとの診断。私はそれまでの数々の症状が、ガンとの戦いによる痛み、悲鳴だったのだと分かると、それを無視していた自分に対して、人工肛門は当然の報いだと思い至りました。また一方で、解決する方法を探すことが、与えられたラストチャンスであり、いのちという報酬を与えられるチャンスだと思いました。そしてその数日後に、ある医師と出会い、開腹手術さえすることもなく、内視鏡によるガンの切除で完治できたのです。あと10日も遅ければ人工肛門は避けられなかったとのことでした。

 現在、いのちのよみがえりを実感しています。しみやしわが薄くなり、驚くほど活力も戻ってきました。でもガンの原因が取り除かれたわけではありません。再発する可能性はあります。いまの良好な状態は、私がいのちを大切にしていることの現れなんですね。

 私は、いのちを軽視してガンになり、大切さを悟って一命を取り留めました。この明確な因果関係におののくと同時に、いのちの貴重さを実感し、1日1日を生きることに感動を覚えずにはいられません。

(山田より→このかたは、「いのち運転教習所」を修了されました)

 

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 第10回(2000年 1月期)

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 第 9回(1999年12月期)

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 第 8回(1998年 6月期)

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